49.不動産を相続する際にかかる税金
公開日:2021年05月24日
不動産の相続をお考えの方の中には、まだ一度も不動産を相続したことがないという方もいらっしゃると思います。
相続するとなると、気になるのが税金についてです。
税金は少しとっつきにくいと感じるかもしれません。
そこで今回は、不動産を相続する際にかかる税金についてご紹介します。
相続時にかかる税金をご紹介!
相続されることは、人生においてそう多く起こることではありません。
そのため、どのような税金を納めれば良いのかわからない方もいらっしゃると思います。
ここでは、相続にかかる税金について詳しくご紹介します。
不動産を相続した場合、納なければならないのが「相続税」です。
相続税は、親戚の亡くなった方の大切な遺産を引き受ける相続人に課せられる税金のことであり、現金で納税しなければなりません。
被相続人の全ての資産が課税対象のため、不動産単体で相続税額が決まるわけではありません。
相続税の申告期限と納税期限は、被相続人が死亡した日の翌日から10ヶ月以内と決められています。
相続放棄を希望する場合は、3ヶ月以内に手続きをしなければなりません。
全ての遺産の相続税評価額を計算した後に、後継金額から基礎控除額を差し引いたものに対して、法定相続分に対応する各取得金額の計算及び算出額の計算をします。
そのため、もともと資産の評価額の合計が基礎控除額をオーバーしていない場合は、相続税が課されません。
不動産の相続で気をつけるポイントをご紹介!
相続税の申告・納税には期限がある
上記でもご説明しましたが、相続税を申告し納税する際は、開始から10ヶ月の期限があるので注意する必要があります。
ここで見落としがちなのが、申告だけでなく納税の期限も同様に10ヶ月以内です。
遺産分割協議が期限内に成立しておらず3年以内の分割見込み書を提出する場合にも、期限内には申告と納税を行います。
期限を過ぎたらペナルティがある
上記でご紹介した期限を過ぎてしまった場合、「無申告加算税」と呼ばれるペナルティを払わなければなりません。
延滞税の加算だけではなく、財産を差し押さえられてしまう可能性もあります。
そのため、相続する際は、期限を過ぎないように十分注意する必要があります。
差し押さえの対象は、残された遺産に限らず相続人本人の財産も対象になります。
まとめ
今回は、不動産を相続する際にかかる税金についてご紹介しました。
不動産を相続する際は、相続税がかかるかどうかを確認しましょう。
また、金額によって控除される場合もあります。
今回の記事で、不動産の相続による不安が少しでも解消されれば幸いです