50.相続不動産を売却する良いタイミング
公開日:2021年05月28日
「相続された不動産の売却を考えているけど、どのタイミングで売却を行えば良いかわからない」
「不動産をできるだけ良い条件で売却したい」
このようにお考えの方がいらっしゃると思います。
そこで今回は、相続された不動産を売却する良いタイミングをご紹介します。
相続された不動産を売却するタイミングとは?
相続によって財産を得た場合、それらの総額に応じて相続税の課税対象になる可能性があります。
現在日本では、相続税の基礎控除額が3000万円プラス600万円に法定相続人の数をかけて計算されます。
この金額を上回る総額を相続で得た場合は、相続税を払わなくてはなりません。
相続税が課税される方の中で、相続で得た不動産を売却したいが不動産が相続税評価額よりも低い金額でしか売れない場合もあるでしょう。
その場合は、相続税の申告期限である相続が発生してから10ヶ月以内に物件を売却して、売却で得た金額で相続税の計算を行うと相続税を抑えられます。
しかし、売却した価格が低くなった理由が、「急いで売却した」「親族に対する売却」などの場合は認められないことがあります。
また、「相続税評価額よりも安い金額でしか売却できないわけではないが、相続税の申告と納税は必要」という場合は、相続が発生してから3年と10ヶ月以内に相続した不動産を売却した方が良いでしょう。
その不動産に対して納付した相続税の一部分を売却する際に発生した税金からの控除が可能です。
相続した土地をトラブルなく良い条件で売却するための注意点をご紹介!
1つ目の注意点は、不動産を相続する人同士でしっかりと話し合っておこくことです。
売却する際に、相続する人全員が賛成するとは限りません。
その家系で歴史のある土地の場合は、反対する人がいる場合もあります。
売却を終えた後にトラブルになり関係が悪化してしまうことを避けるためにも、事前にしっかりと話し合っておいた方が良いでしょう。
2つ目は、売却する予定の土地がある地元の不動産に依頼することです。
相続を行った土地は、現在住んでいる場所から遠いことがあります。
自宅に近い不動産会社に依頼すると、最も良い売却条件にならないかもしれません。
その土地に詳しい地元の不動産会社に依頼するのが最も良いでしょう。
まとめ
今回は、相続された不動産を売却する良いタイミングをご紹介しました。
相続税をできるだけ節税できるタイミングは、相続税の申告期限の相続が発生してから10ヶ月以内に物件を売却して売った金額をもって相続税の計算を行うと相続税を抑えられます。
今回の記事を参考に、不動産売却をより良いものにしてください。