空き家はそのまま相続?事前に売却すべき?
公開日:2022年04月11日
不動産を売却するタイミングはご自身の状況、情勢などが影響するため判断が難しいですよね。
もちろん、現在住んでいる場合は家そのものを相続することとなるでしょうが、空き家の場合は相続前に事前に売ってしまった方が良いのか、そのまま相続した方が良いか、それらの場合のメリットとデメリットはご存じでしょうか?
今回は、そんな不動産売却のタイミングについて解説していきたいとおもいます。
□不動産売却は早い方がお得?
不動産は一般的には「今」そのタイミンングで売るのが一番お得と言われることが多いです。
その理由としては、マンション、戸建などの建物が時間が過ぎれば時間が過ぎるほど価値が下がっていく傾向にあるためです。
マンションは年に2%ほど価値が下がり、木造の戸建に関しては20年で価値がなくなるという考え方があるため、10年経過後には価値は半分になってしまいます。
空き家にしていている不動産はあるが、お金に困っているわけでもないし··
いずれ売ろうと考えていると、いざというときに不動産価格査定をしたときに「えっ!?」となってしまうかもしれません。
仮に、相場が上がっている場合だとしても建物には年間相当の維持費がかかります。
災害などで補修をしなければならなくなってしまうこともあります。
そのため、総合的に考えて「今」なるべく早いタイミングで売却するのが一番お得ということになります。
□不動産を売却するメリットを相続前と相続後で比較!
「今」が売りどきということを説明しましたが、相続前に売却するのと後に不動産を売却すると考えた場合はどうでしょうか?
*相続前に不動産を売却するメリット
相続前の売却メリットは相続発生時に相続人の間で争いになりづらいところです。
不動産を割ることはできず、本家は長男、畑は次男などになるとどうしても平等ではなくなってしまいます。
その点、お金は割り切ることができるので揉めづらいと考えられます。
*相続後に不動産を売却するメリット
相続後の売却メリットは相続税を現金で相続した場合より節税できることです。
不動産は時価ではなく、土地は路線価、建物は固定資産税評価額で評価し課税されるため、現金で所持しているより不動産のまま所持していたほうが相続税は節税となります。
条件はありますが相続税の取得加算と言われる所得税控除も利用できます。
ただし、相続税の申告期限である3年以内に売却しなければいけません。
期限があるため買い叩かれるケースもありますので注意が必要です。
□まとめ
空き家を事前売却せずに、そのまま相続する事のメリットについて相続税の減税が見込めると説明しました。
しかし、今が売り時という話もした通り、時間が経つほど不動産の価値は下落していきます。
相続が大分先となる場合は本当に得をするのか考えないといけません。
難しい話のため、専門家である不動産会社に問い合わせて査定などしてもらうことをおすすめします。
当社でも相続税を含め不動産売却の相談を承っておりますので、お気軽にご相談ください。
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