梅雨前知っておきたい空き家とカビの話
公開日:2022年04月28日
空き家にしていると窓などを閉め切ってしまうため、カビが発生しやすい状況になってしまいます。
カビは温度が20℃から35℃、湿度は60%を超えると発生しやすいと言われています。
これからの梅雨時期から秋ごろまでの長期間、換気も掃除もしない状況だとどういうことになるのでしょうか?
想像するだけで恐ろしいですよね。
今後その空き家に住むことを検討してる場合や賃貸に出したり売却する場合にはもちろんのこと、放置する場合にも家の痛みにも大きく影響し特定空き家へ指定につながってしまう可能性があるため、しっかりとした対策をすることをお勧めします。
ここではカビの健康被害、カビが生えないための対策を解説します。
□カビが発生すると健康に影響することはご存知ですか?
*過敏性肺炎
カビによるアレルギー症状により起こる病気です。
カビの胞子を吸うことにより、風邪のような症状を起こします。
風邪薬を飲んでも咳、熱が治らないという場合には過敏性肺炎を疑って良いかもしれません。
重症化することもあり、呼吸不全などを引き起こすこともあります。
*皮膚炎
カビが大量に皮膚につくときに炎症やかゆみを引き起こします。
人も発症するのですが、特に犬に発症しやすい症状です。
空き家に犬を連れていくという場合には注意ください。
*アレルギー性鼻炎
カビの胞子を吸い込むことで鼻水や鼻づまり、くしゃみなどを引き起こします。
空き家でカビを大量に吸い込んだりした場合、体内で異物が入り込んだと判断し防御作用が起きた時に症状が出ます。
*シックハウス
化学物質により鼻水、吐き気、頭痛、湿疹などを引き起こすとされていますが、細菌やカビ、花粉といったハウスダストでも症状が出ることがあります。
□空き家にカビを生えさせないための対策法
1つ目は、換気をマメに行うことです。
カビは湿気を好むため換気をマメにおこないましょう。
空き家は閉め切ってしまい湿気が溜まりやすくなります。
もしなかなか訪問できないときは、電気代はかかりますが梅雨時期など湿度が高い時期だけでも換気扇をつけたままにするといいかもしれません。
2つ目は、風通しをよくすることです。
1つの窓を開けるだけではあまり風通しがよくならないこともあるので、開けるときは全ての窓を開けてください。
雨が入らないような小窓があるのであれば、常に少し開けておくのも対策です。
しかし、防犯に問題がありそうであればやめておきましょう。
3つ目は、掃除をしっかり行うことです。
カビの増殖の栄養源はホコリやゴミです。
こまめにしっかり掃除をすることにより、カビ増殖の栄養源を断ちます。
掃除機、ほうき、拭き掃除など徹底的におこなうことをおすすめします。
荷物がおいてあると掃除が行き届かなくなるため、なるべく荷物は少なくしておきましょう。
□まとめ
今回は、カビの健康被害とカビ対策についてご紹介しました。
空き家にして放っておくとカビはすぐに発生してしまいます。
それが、家の痛みに直接的に影響してしまいますので、注意が必要です。
マメに換気や風通しをよくしたり、徹底的に掃除ができれば良いのですが、もしもなかなか管理できない場合で今後住むつもりにない家であれば空き家を売却するのもひとつです。
空き家の売却をご検討される際は、お気軽に当社までご相談ください。
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